◆◇◆更生保護施設 ウィズ広島訪問◆◇◆
------------------------【配信日: 2011.04.06】
◎中国地方のBBS会員のみなさんへ
あなたが参加した活動の感想を聴きたいです!知りたいです(^^ )
◎中国地方以外のBBS会員のみなさん、 中国地方の活動も様々ですが、
みなさんのところの活動もいろいろあるんでしょうね(^^) 情報交換できると
いいなと夢みてます。
BBSを卒業したみなさん、更生保護関係の皆様、 これからも私たちを
温かく見守ってください。
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3月8日(火)、広島市内にある更生保護施設「ウィズ広島」へ、 東広島地区BBS会 河田優希さん(ゆうき・ 広島大学を卒業して石川県へ帰省しました),広島地区BBS会 慶長奈津子さん(なっちゃん)と同地区会のこやまんの3人で訪問しました。

ウィズ広島理事長で初代広島県BBS連盟会長の山田勘一さんと、 先輩としてBBSについての意見や、 更生保護施設で施設利用者と日々向き合っていらっしゃるお話しを聴き、それから施設見学をしました。

BBS会員と少年の関係は、その時(活動) だけの関係でいいのではないか?
BBS会員が少年の一生を背負うことはできない。
私たち(BBS会員)の”役に立ちたい” という気持ちが大きくなればなるほど、相手(少年)は負担になってしまう。
結局は、人間対人間。感情のキャッチボールだと思う。
活動等で「今日は楽しかった」と思えたら、 相手もそう思っているのではないだろうか?
ともだち活動などのBBS活動は、シーソーの様な関係だと思う。
人為的な関係ではあるが、時には”ともだち”であり、 時には少年に対してBBS会員として注意等をする”活動”であったり、 どちらにもなれる柔軟性が必要だと思う。

非行に陥った人、犯罪を犯した人は、 社会に対するコンプレックスを持っている。
例えば、親から否定され、学校から否定され、 近所からも社会からも否定されている。こうなると心の傷はとても重たい。 彼らは自分だけで自分の思う様に生きてしまい、ブレーキが効かなくなり社会から逸脱し、 非行や暴力団等へ向かってしまう。彼らは一般人が怖い。 一般人は彼らに対して壁を作る。

彼らが社会復帰するためには、 コミュニケーション能力を上げる事が大切。
ウィズ広島では、 コラージュ作成やSSTなどの活動を行っているが、”活動”性だけでは彼らは信頼しない。 活動の中での会話や笑顔を交わす事による、(気持ちがつながる) 成功体験を一つずつ積み重ねていくことが大切。

洞察する(気づく)ことが、大きな前進(変わるものが生まれる) であって、活動の場を利用して、 少年が言う言葉に他の少年が気づく事がある。(良い事悪い事も)施設職員が言う言葉より聴く耳を持つ。 BBSはそういう活動の場所を提供することができる。
少年たちにとって気づく(変わる)ことは大切。 夢を求める事により人間は変われる。その変われる場探しをすればよいと思う。それは、 今の自分と向き合うということだと思う。
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私たちが圧倒されそうな情熱で、 山田さんはお話ししてくださいました。
今も更生保護の現場にいらっしゃる、 山田さんの言葉の重みをひしひしと感じました。