◆◇◆美保学園(少年院)見学・講演会(鳥取県米子市)◆◇◆
------------------------【配信日: 2011.03.31】
◎中国地方のBBS会員のみなさんへ
あなたが参加した活動の感想を聴きたいです!知りたいです(^^ )
◎東北・関東地方で大変な思いをされているみなさま。 地震により、言葉にできないような状況をテレビ等で見て、メルマガの配信を自粛しておりました。配信の再開について、 いろいろ感じられることがあると思いますが、少しでもプラスになれば。と想いを込め、 今日から配信させていただきます。お許しいただければありがたいです。

BBSを卒業したみなさん、更生保護関係の皆様、 これからも私たちを
温かく見守ってください。
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3月6日(日)、鳥取県米子市にある少年院「美保学園」にて、 施設見学と講演会が行われました。
そこで講演されたお一人、愛知県BBS連盟 南保護区BBS会の高坂朝人さんからの報告です。

午前中は美保学園の家庭寮にて、 BBS会員の交流会が行われました。自己紹介や活動報告、地区会の状況について情報交換しました。
その後、少年院長から美保学園についての説明があり、 施設を見学しました。

BBS交流会参加者は、鳥取県BBS連盟(鳥取地区,米子地区) 2名,島根県BBS連盟(松江地区)5名, 大阪BBS連盟2名と僕の10名です。

午後から体育館にて講演会。
参加者は、院生約25名,法務教官(岡山少年院,貴船原少女苑( 広島)からも)17名,家庭裁判所から1名, BBS会員は午前中に引き続き10名,それからセカンドチャンス!代表の津富宏さんです。

僕から1時間程度、少年院での体験談をお話ししました。 その後の質疑応答で、院生からの質問は
○少年院を出てから大変だったことはどんなことですか?
○自分の家族ができた時、どういう風に家族と接してますか?
○自分も暴力団と関わりがあるんですが、 やっぱり逃げるしかないですか?
○暴力団から逃げたそうですが、今の状況はどうなっていますか?
などありました。

法務教官からの質問
○少年院に入って良かったと思うことはありますか?
○介護の仕事を始めた理由と、 どうやって就職したかおしえて下さい。
○奥さんからの言葉で、心に残っている言葉をおしえて下さい。

その後休憩。
院長に許可を頂き、僕から院生に話しかけると、「さっき質問しようと思ったけど、できなかったです・・・」 と声をかけてくれました。
○セカンドチャンス!にはどうやったら入れますか?
休憩時間がもっとあれば、質問がまだあったと思います。 人前では聞けなくても、セカンドチャンス!(少年院出身の先輩たち) に聞きたいことはたくさんあるんだ。と気づかされました。

セカンドチャンス!代表の津富宏さんから、セカンドチャンス! についての説明がありました。
それに続いて、ワークショップが行われました。
・僕の話しが、より心に残るように。
・院生それぞれが感じた事を院生同士で共有すること。
この2つを目的にされたように思いました。
法務教官、BBSも参加して、2人1組になり、「話し手」「 聴き手」に分かれ僕の話から、「感じた事,思った事,印象に残った事」を話し、 数人が発表しました。

その後、7人で1グループを作り、6班に分かれて(法務教官、 BBSも参加)大きな紙に、「思った事,意味があった事」など、 グループで話しをしながら自由に書き込んでいきました。

用紙に書かれていた事と、院生が輪になり、 ひとり一人が一言ずつ発表した言葉です。(一部です)
○家族の大切さを強く感じた
○人って変われるんだ
○2回少年院に入っても大丈夫なんだ
○暴力団に世話になってはいけない
○母親を大切にする
○セカンドチャンス!に入りたい
○BBSに入りたい
○断る勇気

僕からの報告は、以上です。

★感想★
三根桜子さん(鳥取県・米子地区BBS会)
高坂さんの講演を院生と一緒に聞いたのですが、 院生たちが挙手をして質問する純粋な姿勢に感動しました。
終了後、少年院長より、「 これから何かイベントをする時には連絡します。」と言って頂きました。これをきっかけに米子, 松江地区の活動を活発にしていけそうないい予感です!
一歩踏み出すきっかけができた有意義な体験でした。
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本当に貴重な体験をしたんだな。とよくよく伝わってきます。
米子,松江が活発になれば、もっと中国地方よくなります!