チュウBメルマガ VOL.251

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◆◇◆日本青年国際交流機構第33回全国大会◆◇◆

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2017年11月25(土)~26日(日)、岡山県倉敷市において、日本青年国際交流機構(IYEO)(1)の全国大会(主催:内閣府,IYEO,(一財)青少年国際交流推進センターほか)が行われ、全国から約250名が一堂に会し、2日間にわたり“SDGs”(2)について学びました。

 

こやまん((特非)日本BBS連盟常務理事(国際担当))が参加したのでレポートします。

BBSは、非行少年の立ち直り、更生保護活動が主ですが、IYEOには青少年を含め、障害者、高齢者等の福祉、また国際や政治等に通じた様々な方がいらっしゃいます。いろんな分野の中に更生保護へのヒントがあると思っとるけん、こやまん参加しました。

 

今大会テーマは「国際交流活動を通して、持続可能な社会をつくろう」

~東西融合する倉敷美観地区で地域の国際交流について考える~

 

 

▼基調講演

「大原美術館の働き方-持続可能な社会に向けて-」

公益財団法人大原美術館名誉館長 大原謙一郎さん

 

倉敷は、「日本に数多くある美しくて価値ある町」の一つでありたい。

大原美術館は、1930年(昭和五年)創立から今まで、美術館の使命を『深く考え追及』してきた。

→倉敷は、ヨーロッパ等の都市に多くある旧市街・新市街のように、現在と歴史的なものが同時に存在している。(歴史を残すことを深く考え追及したから)

 

 

親と、家族と、友だちと、敵を考える

 

「敵」との付き合い方

→これから世界において重要となる

商人:敵とうまく付き合うことで、持続できる

(売り手、買い手、世間の三方良し)

 

オーストリアの例(東西冷戦時代):ワルシャワ条約機構(ソビエト連邦側)と北大西洋条約機構(西側諸国、米国側)の間に挟まれた境の国、オーストリア共和国の取った手段は、ウィーンが世界有数の芸術文化都市であることを強調することと、国連機関を多く誘致したこと。

 

 

『若者よ、深く思索せよ』

地元と、日本と、世界と、自分を凝視する。

持続可能な社会は強く望まなければ実現しない。自ら考え行動すること。

 

 

▼分科会(11の分科会がありました)

①ESD(持続可能な開発のための教育)(*3)で創り出す私たちと地球の未来

講師:岡山ESD推進協議会運営委員長 池田満之さん

 

印象に残った例1つ書きます。

 

『足るを知る者は富む』

「カシミヤと黄砂」:日本人が多分大好きで高級なカシミヤ。

カシミヤはカシミア山羊から取った毛から作られ、世界の4割が中国河北省のカシミア山羊から取られているとのこと。需要が高まり山羊の数を増やし、山羊が牧草を食べ砂漠が広がっているとのこと。砂漠が広がることにより、黄砂に少なからず影響を及ぼしていると考えられる。

 

こやまんの解釈じゃけど、好きなものを好きなだけ食べたり、欲しいものを欲しいだけ買うことが、場合によっては自分の首を苦しめる、地球環境を悪化させているかもしれない。物欲で心を満たすことも必要なことあると思うけど、芸術文化に触れることや人との出会い、家庭生活やBBS活動で心を満たしないなと思いました。

 

 

―――

更生保護において、少年院を退院した少年、刑務所を出所した人は全員ではありませんが地域に帰り生活をし、社会復帰をしていきます。社会復帰の際、理解を得られないがため様々な壁にぶつかります。更生保護は地域社会の理解が欠かせません。そのためのヒントが大原先生のお話しにあったように思います。

 

 

次号は、BBSとSDGs(*2)について書きたいと思います。

 

 

(*1) 日本青年国際交流機構(IYEO: International Youth Exchange Organization of Japan)とは-

昭和34年度から始まった内閣府が行ってきた「青年国際交流事業」(*4)の既参加青年で組織されており、会員数は15,600名に達しています。

http://www.iyeo.or.jp/ja/jigokatsudou/index.html

(日本青年国際交流機構ホームページより)

 

(*4)内閣府青年国際交流事業は-

◆国際青年育成交流事業

◆日本・中国青年親善交流事業

◆日本・韓国青年親善交流事業

◆「東南アジア青年の船」

◆「世界青年の船」

◆地域課題対応人材育成事業     「地域コアリーダープログラム」(こやまん2012年参加)

BBS会員も人数は把握していませんが、何名か参加者がいます。

http://www.cao.go.jp/koryu/

(内閣府ホームページより・日本BBS連盟ホームページへリンクされています)

 

(*2) SDGs: Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)

http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

(国際連合広報センターホームページより・日本語)

 

(*3) ESD: Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)

http://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm

(文部科学省ホームページより)

 

--------【配信日:2018.01.07】

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