チュウＢメルマガ VOL.204
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◆◇◆平成２６年度第２回広島県ＢＢＳ会員研修会◆◇◆
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２月１４(土)～１５日(日)、東広島市にて、平成２６年度第２回広島県ＢＢＳ会員研修会が行われ、山口県の会員も含め、２７名参加しました。
●講演「罪を犯したら」～事件発生から犯人の更生まで～
中国地方更生保護委員会 第三部長委員 嘉屋進さん
１０数年前、嘉屋さんが広島保護観察所 更生保護振興課長として、ＢＢＳが大変お世話になったご縁があり、３月末日の任期満了を控えた大変お忙しい中、講師を引き受けてくださいました。
テーマがとても幅広いので、嘉屋さんの仕事、「地方更生保護委員会委員」を中心に報告します。
○仮釈放とは？
刑務所に収容されている人を、“刑期満了前”に仮に釈放し、更生の機会を与えることにより、円滑な社会復帰ができるようにすることを目的とした制度。
仮釈放中（残りの刑期）は、保護観察を受けなければならない。
○仮釈放審理
刑務所に入った人は全員、仮釈放になるの？
▼要件
１．法律に定められた期間（有刑期の場合、刑期の３分の１，無刑期の場合１０年）が経過していること
２．改悛の状があること
・悔悟の情があるか
・更生の意欲があるか
・再犯のおそれがないか
・保護観察に付することが改善更生のために相当か
・社会感情が是認するか
【流れ】
刑務所長から仮釈放申出書を、地方更生保護委員会が受理
↓
地方更生保護委員会委員等が、受刑者と面接
↓
合議体（委員３人）による評議
↓
地方更生保護委員会委員が、仮釈放を許す旨の決定を下す
・平成２５年の仮釈放率
全国：５５．２％
中国地方：６９．１％
※少年院からの仮退院を決めるのも、地方更生保護委員会委員です。
●「ともだち活動」のロールプレイ
（３名のグループで。少年役，ＢＢＳ会員役，ロールプレイの観察役）
＜設定＞
中学３年生男子 １号観察（家庭裁判所で保護観察に付された少年）
【会員の感想】
・少年と話す内容が難しい
・どうしたら少年が勉強する気になるか難しい（ともだち活動について、学習支援の依頼が多い）
・少年の趣味について話したことは、互いの関係づくりにとって、よかった
・少年がリラックスするには、どうしたらいいか？
【保護観察官からのアドバイス】
・同じ目線で関わることが大切（上から目線はダメ）
・あまりにも丁寧すぎるのはよくない
・話しやすい雰囲気づくりが大切
・学習支援の依頼を受けた場合でも、初回から勉強をする必要はなく、まずは少年との信頼関係を作ることが大切
・複数のＢＢＳ会員と一緒に、少年とスポーツをするのもよい
・少年が起こした事件については、あまり聞かない方がよい
※ともだち活動：ＢＢＳ活動の主要な１つ
保護観察所や家庭裁判所、児童相談所や警察、学校などからの依頼により、非行少年や社会に馴染めない少年と、彼らの年齢に近いＢＢＳ会員が「ともだち」になることを通して、彼らの自立をサポートする活動。
（「少年」について、男女とも含んだ意味で使っています）
―――
３月に大学を卒業する会員の卒業式も併せて行われ、１年前に卒業した先輩が、鹿児島や愛媛などから駆けつけてくれました。来ることを知らなかったので、ビックリしました！
卒業生は特にお世話になった先輩に会えた喜びはとても大きかったと思います。
卒業生のみなさん、おめでとー(^^♪
いつでもＢＢＳに帰ってきんちゃいね！（こやまん）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－【配信日:2015.05.17】
◎ＢＢＳ会員、その他関係者のみなさんへ
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お時間のある時に、ご覧いただければ幸いです。
ＢＢＳ運動(Big Brothers and Sisters movement)とは、非行少年やいろんな悩みを抱えている子どもたちなどと、兄や姉のように、一緒に悩み、学び、遊んだりする中で、少年たちの成長をサポートし、さらに非行や犯罪のない地域社会を目指す、更生保護に協力している、青年によるボランティア運動です。
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配信元：中国地方ＢＢＳ連盟事務局（事務局：法務省中国地方更生保護委員会内）
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