チュウBメルマガ VOL.185
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆講演『失敗してもいい、挑戦できる社会へ』◆◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3月16日(日)、島根県松江市にて、地域若者サポートステーシ ョン*
利用者の保護者向け講演会(主催:しまね東部若者サポートステー
ション)が行われ、山形県米沢市のNPO法人With優 代表の
白石祥和さん(よっしー)が、『失敗してもいい、挑戦できる社会 へ』
と題し、講演されました。

*地域若者サポートステーション(サポステ)については、あとに 情報
を載せます。

広島地区BBS会 こやまん(小山貴弘)が聴講したので報告します。

●NPO法人With優で、どんな事業を行っているか?
・フリースクール(月~金曜日)
・カフェレストラン(土曜のお昼・子ども若者の就労体験の場)
・置賜若者サポートステーション(サポステ)
・米沢市内のパン屋さんとWith優が連携し、With優への
寄付金付きパンとラスクなどを開発。(練りこまれたクルミは、フ リー
スクールの生徒たちが採ってきたもの)

◎会員制居酒屋 結
→2013年2月オープン
地域の困難を抱える若者の就労トレーニングの場であることを理解 、
応援してくださる方が会員になっている。2014年3月現在で、
会員約1300名。
「結」を立ち上げるために、寄付をお願いしたところ、地域の方々
から270万円ほど集まった。
→仲間の支え合いと、ライバル意識が芽生えた。
→若者たちが自分自身を、必要とされていると感じはじめている。

○NPO法人With優ではその他にも、いろんな取り組みをされ て
います。詳しくはこちら↓
【With優ホームページ】
http://www.with-yu.net/
【文部科学省ホームページ】
http://www.mext.go.jp/a_menu/i kusei/npo/npo-vol2/1316490.htm
●よっしーが、なぜ様々な事業を起こすに至ったか
よっしーは、「地元で生きたい」という気持ちを強く持っている。
山形大学教育学部を卒業し、消防士を目指したが、実現できず職を 転々
と。
不安定な職、不安な気持ち・・・地元で生活したいけど、地域との つな
がりがなくなっていく・・・
地元を離れ、北海道の牧場へ。その後地元で小学校の特別支援教育 に
携わる機会を得た。そこで子どもへの支援だけでは限界があると感 じ、
子ども、そして家族など周辺への支援も重要だと感じた。
その後フィリピンへ行き、ごみの山で生活しているストリートチル ド
レンを対象に、ボランティア活動を経験。
帰国後、地元に戻り、フリースクールを立ち上げようと思ったが、 すぐ
にはできなかった。
ある時、同級生が行方不明に。半年後、彼が自殺していたことを知 る。
お参りのため、転居していた彼の父親を尋ねた。父親は、「息子が 自殺
したことを、周囲に話せない。」と言った。

これはこやまんの想像だけど、地域で暮らしたいけど、居場所がな い。
悩みを相談できる場が必要だ。また枠を作らずに子どもたちや家族 、
大人たちをサポートしたい。このような思いが大きくなるばかりだ った
のではないだろうか。

このような様々な経験を重ね、25歳の時、自分の思いをチラシに し、
自転車で米沢市内約7000軒をまわり、訴えた。
11名の協力者が現れ、2007年5月に任意団体の「With優 」を
立ち上げた。2009年9月にNPO法人化。

With優について-
よっしーは、ホームページにこう書いています。
地域のどんな子どもも大人も自分らしく生き生きと幸せに生きてい ける
ような地域社会を作るために活動しています。
社会的に弱い立場にある子どもたちや青年を地域で支え合い、補い 合え
るような地域社会を目指しています。NPOとしても、もっと地域 の人
が暮らしやすい、生き抜けるような社会を作るために挑戦し続けま す。
*地域若者サポートステーション(サポステ)とは-
働くことに悩みを抱えている15~39歳までの若者に対し、キャ リア
・コンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓 練
などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就 労に
向けた支援を行っています。
サポステは、厚生労働省が認定した全国の若者支援の実績やノウハ ウの
あるNPO法人、株式会社などが実施しており、平成25年度は全 国
160か所に設置されています。
【厚生労働省ホームページ】
http://www.mhlw.go.jp/bunya/no uryoku/ys-station/
★感想★
広島地区BBS会 こやまん

2012年10月に、内閣府青年国際交流事業・青年社会活動コア
リーダー育成プログラムの派遣プログラムで、よっしーとこやまん たち
は一緒にドイツへ派遣されました。
大変な苦労を重ね、今に至るよっしー。約2週間だったけど、ドイ ツと
日本でずっと一緒に生活、行動する中で、仲間だと強く感じました 。
その仲間の知らないことを知ることができ、さらに尊敬する気持ち が
大きくなりました。

○内閣府・青年社会活動コアリーダー育成プログラムについて
【内閣府ホームページ】
http://www8.cao.go.jp/youth/ko uryu/data/core.html
----------------------【配信日:201 4.04.16】
◎BBS会員、その他関係者のみなさんへ
チュウBメルマガは、中国地方のBBS活動を中心に、
BBSなどについての情報をみなさんにお伝えするツールです。
お時間のある時に、ご覧いただければ幸いです。

BBS運動(Big Brothers and Sisters movement)とは、非行少年や
いろんな悩みを抱えている子どもたちなどと、兄や姉のように、
一緒に悩み、学び、遊んだりする中で、少年たちの自立をサポート し、
さらには地域の非行や犯罪を防止し、社会を明るくする運動のこと
です。

BBS活動などについては、日本BBS連盟ホームページを。
http://bbs-japan.org/

Facebookはこちら
http://www.facebook.com/bbs.ja pan1947

BBBS (Big Brothers Big Sisters)について、BBBS International
ホームページを。(英語のみ)
http://www.bbbsi.org/

yosshi