チュウBメルマガ VOL.143-2
◆◇◆「青少年育成カレッジ」平成24年度第2回総合講座
~少年非行について考える~◆◇◆

『発達障がいと少年非行』~発達障がいと二次障がい~
講師:県立広島大学 保健福祉学部 作業療法学科 助教 永吉美香先生

●二次障がいの起こり方
【特性】(例:衝動・多動、勉強や運動の苦手、状況判断の弱さ、 感覚過敏)

【反応】(例:叱責、虐待、いじめ)

自己否定、居場所のなさ

【結果】①自責・不安・引きこもり等の内在化障がい
②攻撃・非行等の外在化障がい
③心身症・うつ・薬物依存等、他の疾患の併発

【反応】のところで、「理解・支援」をすると、【結果】として、
その子らしい生活がしやすくなる

○虐待と発達障がい
・子どもが発達障がいの要素を持っていて、育てにくい場合
・親が発達障がいを持っていて、育てにくい場合
・不安定な生育環境が「発達障がい様」の行動を誘発する場合
等がある

少年鑑別所・少年院を訪問しての、永吉先生の実感は-
・気になる子(発達障がいの要素が感じられる少年)には、結構な 頻度
(数人に一人程度)で出会う
・彼ら(発達障がいと思われる子)のための手立てがないのが実情

●二次障がいは-
発達障がい児への誤った対応により引き起こされる
(また大人はそうであることを自覚することが重要)

○発達障がいへの対応は-
本人の個性を認め、多数者と同じに振る舞うことを強要せず、自分
らしく、かつ周りと折り合いながら生活できるよう、手助けするの が
望ましい。

●●発達障がい者の犯罪率が高い訳ではない!●●
●●発達障がいを持つ子が犯罪をしやすいのではない!●●

●発達障がいへの正しい理解と支援が得られなかった場合、結果
として二次的に、非行・犯罪に結びつく可能性はある。

●非行少年が、発達障がいを持っている場合には、より特性を踏ま えた
対応が必要である。
例:聴覚的理解が難しい子→図や絵を使用して説明
感覚が敏感でパニックを起こす子→静かな場所で、穏やかに対応
こだわりがある子(火が見たくて放火してしまう等)→認知面への
アプローチと、犯罪行為ではなくニーズを満たすものを探す

永吉先生は、非行・犯罪経験者から、直接話しを聴く活動にも関わ って
いらっしゃいます。

⇒永吉先生の考えのまとめ
・非行の要因は様々である
・通常の育ちの一過程である場合も多い
・障がいの有無に関わらず、少年みんなに作業と環境の支援が重要 (自分
らしく楽しんでできることを見つけ、それに取り組むことで、社会 との
つながりを持っていけること)
・発達障がいを理解していれば、その支援がより適切なものとなる はず
・社会の大事な一員として、認め、受け入れていくことが大事

------------------------【配信日:2 012.12.05】
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