◆◇◆会員OG 中原未央さんに聞きました◆◇◆

------------------------【配信日:2 011.11.04】

◎中国地方のBBS会員のみなさんへ
あなたが参加した活動の感想を聴きたいです!知りたいです(^^ )

◎中国地方以外のBBS会員のみなさん、中国地方の活動も様々で すが、
みなさんのところの活動もいろいろあるんでしょうね(^^)情報 交換できると
いいなと夢みてます。
BBSを卒業したみなさん、更生保護関係の皆様、これからも私た ちを
温かく見守ってください。

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○中原未央さん(元岡山地区BBS会 川崎医療福祉大学BBSサークル部長)
2005年~2009年(大学1~4年)まで会員
○今の職業

平成21年に、島根県警察の少年補導職員を拝命しました。
現在は、隠岐の島警察署で勤務しています。
主な仕事は、街頭補導、非行防止教室及び誘拐被害防止教室の開催 等です。
○活動で印象に残っていること

週1回、岡山県立成徳学校(児童自立支援施設)を訪問し、学習指 導,UNO,
キャッチボール等、様々な活動をしていました。みんな本当に優し い子たち
ばかりでした。
生徒が編んでくれたマフラーは、今も大切に持っています。
また、退寮した生徒と偶然、街町で会い「仕事頑張っとるよ」と笑 顔で話して
くれた時は、本当に嬉しかったです。彼のような子どもに、たくさ ん出会い
たいと思ったことも、今の仕事を志した理由のひとつです。
そして、成徳学校の寮母先生から言われた「相手が喜ぶことはどん どんしな
さい」という言葉は、今でも忘れられません。
生徒や先生と過ごした日々全てが宝物です。
○今の職場の立場で、子どもたちについてで感じること

携帯電話を利用した犯罪で、被害者や加害者になる子どもが非常に 多いという
ことです。
殺人、暴行、中学生による児童買春相手の斡旋等、たくさんの事件 が起きて
います。
非行防止教室で携帯電話やインターネットについて話すのですが、 子どもたち
だけでなく、大人に対しても危険性を訴えていかないといけないと 思います。
○みなさんへメッセージ

「施設や少年院に入る前に、街頭で子どもの非行を止められないか 、悩んで
いる子どもの話を聴くことはできないか。」という一心で、この仕 事を選び
ました。
BBSの活動をしていたからこそ、今の仕事に就くことができたと 思います。
お世話になったみなさんには大変感謝しています。

私は、「岡山県出身なのになぜ島根県警?」と数え切れない程聞か れてき
ました(笑)。したい仕事に県境はありません。
全然行ったことがなかった島根県で働いていますが、働くうちに島 根県を
とても好きになりました。
また、どこで働いても、自分を大事にしてくださる方はたくさんい ます。
現在、休日には地元住民の方と食事をしたり、芋掘りをしたりして 、
かなり楽しんでいます(^_^)
よく交差点に立っているからか、住民の皆さんに覚えられ、子ども に
「ケーサツのおねーさん!」と指をさされることもしばしばです( 笑)。

進路を決める時、自分のしたいことは何だろうと悩むことがあると 思い
ますが、自分の心に正直に進んでください。
仕事は苦しいこともたくさんありますが、それ以上に楽しいこと、 嬉しい
ことも、たくさんあります★
つまずくことがあっても、この道を歩もうと決めた時の気持ちを忘 れず、
体当たりしていってください。

BBSで関わる子どもの中には、なかなか大人を信じることができ ない子が
いるかもしれませんが、「私のことは信じて大丈夫だよ」と言って あげられる
くらい、真正面から向き合ってくださいね。まずは自分から相手に 心を開い
て、信じることが信頼関係を築く一歩ですo(^▽^)o

これからもみなさんの活躍を期待しています★

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中原さん、お願いした日のうちに文章を書いてくれました。ありが とう!
BBSと今の仕事、つながってるんだね)^o^(